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2009年 03月 08日
◇会心の一打見せたい--辻善幸左翼手=2年
昨秋の公式戦では5番に座り、3割6分4厘の高打率をマークした清峰のパワーヒッター。冬の筋力トレーニングで一回り大きくなった筋肉質な体で「チーム一のバッティングを見せたい」と甲子園に向けて意欲満々だ。 1年前の春に1度メンバー入りしたが、続く夏の県予選前に腰を故障。試合に出たい思いから、激しい走り込みなどを続けたのが逆に腰に負担となり、医師から「腰ついを疲労骨折する一歩手前の状態」との診断を受けた。 それからの通院は思いのほか長期間となり、落ち込んだ。そんな時にいつも支えてくれたのは、野球好きの父・勝利さん(44)だ。大好きな打撃練習も思うようにいかず、家では、つい泣き言が出る。その度に、勝利さんが声を掛けた。「腐るな。ここであきらめちゃだめなんだよ」 父の真剣な目を見つめて、自分自身も「いつか、復帰して周りを驚かせてやる」と気持ちを奮い立たせてきた。 なんとか昨秋の新チーム始動には間に合い、長いトンネルは抜けた。が、「自分の実力はまだまだレギュラーの境界線上」と気は緩めない。甲子園で、会心の一打を放つ日が来るまで。 2009年3月7日付長崎版(毎日新聞記事より)
by seiho-fan
| 2009-03-08 15:37
| がんばれ清峰!
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